会計・監査日記

気ままに会計や会計監査について書いてます。簿記の勉強している人たち参考にしてくれると嬉しいです。

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

 株式関連⑦(保有目的区分の変更概要)

本日はとタイトルにある通り、「保有目的区分の変更」についてです。 パターンとしては、以下考えられるかと思います。 売買目的有価証券⇆その他有価証券、子会社株式、関連会社株式 満期保有目的債権→売買目的有価証券、その他有価証券 その他有価証券 ⇆子…

仕訳イメージ 株式関連⑥(減損処理)

本日は、減損処理についてです。 そもそも減損処理とは?? 株式の取得時の時価や取得価額に比べて、期末時の時価や実質価額が著しく低下した場合に、 その貸借対照表価額をその分減額することを言います。つまり、今はその株式についてそんなに価値がないか…

仕訳イメージ 株式関連⑤(子会社株式及び関連会社株式)

本日は子会社株式及び関連会社株式についてです。 今日少しボリュームが少ないですが、その分しっかり学んでください。 子会社株式及び関連会社株式 前提 A社の株式を100%取得した。取得に要した金額は10,000であった。 仕訳 取得時 借方 子会社株式 10,000/…

仕訳イメージ 株式関連④(その他有価証券)

本日は、その他有価証券についてです。 当期、10,000でその他有価証券を取得した。期末時点の時価は15,000だった。 全部純資産直入法により仕訳を答えなさい。 仕訳 取得時 借方 投資有価証券 10,000/貸方 現金 10,000 期末時(全部純資産直入法) 借方 投資有…

仕訳イメーじ株式関連③(満期保有目的債権)

本日は満期保有目的の債権についてです。 早速仕訳について解説します。 昨日までに説明した内容を復習の上、仕訳を学んでいただければと思います。 前提当期首、額面10,000の社債を9,000で取得した。償還日は3年後。利息は1%とします(期末日払い)実行利子率…

仕訳イメージ株式関連②

本日のテーマは、こちらです。 株式の取得の処理及び期末時の会計処理についてです。 昨日紹介した、株式についてそれぞれ説明したいと思います。 売買目的有価証券・・・取得時の時価で貸借対照表に計上し、期末時点で期末時の時価に評価替えします。評価差…

仕訳イメージ 株式関連①(概要)

本日からは、株式関連について記載します。 株式とは? 株式と一口に言っても、会計上いくつかの種類に分かれます。 売買目的有価証券、満期保有目的債権、その他有価証券、子会社株式、関連会社株式とあります。 簡単に説明します。 売買目的有価証券・・・…

リース取引⑥(セールアンドリースバック取引)

本日、最後のリース取引です!!!! 概要の説明 セールアンドリースバック取引とは、 自己所有の固定資産または取得した固定資産をリース会社に売却し それと同時に当該売却した固定資産に係るリース契約を締結する取引のことを言います。 この会計処理には、下…

リース取引⑤貸手の処理(ファイナンスリース)

本日も、リース取引です。 予告通り、貸手の処理についてです。 仕訳の方法としては、下記3つの方法があります。 ①リース取引開始日に売上高と売上原価を計上する方法 ②リース料受け取り時に売上高と売上原価を計上する方法 ③売上高を計上せずに利息相当額を…

リース取引④(オペレーティングリース取引)

リース取引の1回目の時に、リース取引には、ファイナンスリース取引とオペレーティングリース取引があることを紹介しました。 本日は、オペレーティングリース取引について仕訳例を紹介します。 復習ですが、 オペレーティングリース取引とは? ファイナンス…

リース取引③

本日は、所有権移転外ファイナンスリース取引の仕訳についてです。 前提 所有権移転条項なし 特別仕様でない解約不能のリース期間5年借手の見積り現金購入価額は48,000円 (貸手のリース物件の購入価額はこれと等しいが借手はこの事実を知らない。)リース料は…

リース取引②

リース取引の仕訳を知ろう!! 昨日に引き続きリース取引です。 少し昨日の補足からですが、リース取引はある企業から固定資産を長期間借りてくる取引のことだと説明しました。そのため、リース取引には、貸手と借手の処理方法について考える必要があります。…

リース取引①

本日はリース取引の概要についてです。 リース取引 ・リース取引とは? ある企業(リース会社)から固定資産をリース(長期間借りてくる)する取引のこと。 ファイナンス・リース取引とオペレーティング・リース取引の概要 リース取引の種類 リース会計基準に…

手形の会計処理

本日のテーマは、手形です。 本日もよろしくお願いします。 馴染みのない人がほとんどだと思いますので、イメージしにくいかも知れませんが、 ここで吸収していってください。 手形には、約束手形や為替手形など種類があります。 約束手形・・・手形を振り出…

本日は自己紹介をさせてください。

昨日までで、20投稿してきました。 節目?ということにして、本日は私の自己紹介とさせていただきます。笑 私は20代で、公認会計士論文式試験に合格して、 今は修了考査に向けて勉強しています。 好きなたべものは、スイーツです。 会計についての自分の理解…

貸倒引当金の仕訳

本日は、貸倒引当金に関する仕訳について説明したいと思います。 会計の勉強を始めている人であれば、一度は聞いたことのある言葉ではないでしょうか。 貸倒引当金とは、 売掛金などの債権が将来回収できなくなる事態に備えてあらかじめ費用と負債を計上して…

ソフトウェアの減価償却

ソフトウェア減価償却について 昨日も、無形固定資産の減価償却について書きましたが、 本日は、ソフトウェアの制作目的別の減価償却方法について紹介します。 減価償却方法 市場販売目的のソフトウェア・・・見込み販売数量に基づく償却方法または、 見込み…

研究開発及びソフトウェア

研究開発とは 研究・開発の定義 研究とは「新しい知識の発見を目的とした計画的な調査及び探求」 開発とは「新しい製品・サービス・生産方法についての計画若しくは設計又は既存の 製品等を著しく改良するための計画若しくは設計として、 研究の成果その他の…

減価償却仕訳イメージ(無形固定資産)

みなさん、毎日読んでくれていることと思います。ありがとうございます。 本日も減価償却について書いていきますが、昨日までは主に有形固定資産(建物、機械装置など)について記載しておりました。無形固定資産でもほとんど同じですが、念のため説明します。…

仕訳イメージ減価償却方法の変更

本日も引き続き減価償却関連です。 タイトルに記載のとおり、減価償却方法の変更について内容の説明と、仕訳イメージについて記載していきます。 減価償却方法の変更の変更 減価償却方法の変更とは、例えば、定額法→定率法またはその逆などを指します。そし…

仕訳イメージ 減価償却(耐用年数の変更)

耐用年数の変更 耐用年数に変更が生じる場合としては、いくつかの事例が考えられます。 パッと思い浮かぶもので、機械装置で、当初予定していた稼働実態とは異なり、実際はかなりハードな稼働状況となっているような場合です。この場合、当初5年稼働できると…

仕訳イメージ⑤(減価償却)

減価償却② 本日は、昨日に引き続き減価償却の仕訳について説明します。 昨日紹介したのが、定額法による減価償却の仕訳イメージでしたので、本日は定率法についてです。定率法という名前の通り、一定の割合で費用を認識していく方法となります。 少し算定方…

仕訳イメージ④(減価償却)

減価償却とは 減価償却とは、企業の利用している固定資産の価値の減少を費用として各期間に配分する手続きを言います。企業は固定資産を利用して営業活動を営んでいます。利用している固定資産は、その利用の中で、摩耗、風化することで価値の減少が通常考え…

債権、債務を回収した場合の仕訳

債権債務とは 先日までに商品を販売したとき、商品を購入した時の仕訳例を紹介しました。 その際、前提として掛け(売掛金/買掛金)による売上と仕入という前提で登場した売掛金及び買掛金が債権及び債務です。債権及び債務というのは、一定期間、入金や支出を…

仕訳イメージ②商品仕入

商品仕入について こんばんは、本日も早速仕訳について勉強していきましょう。 タイトル通り商品の仕入についてです。 前提:A社は商品1,000円をB社から仕入れた。対価は掛けとした。 この場合、A社の仕訳はどうなりますか。 仕訳 仕入1,000/買掛金1,000 と…

仕訳を切る際の思考パターン(ルール)

昨日予告していました通り、仕訳を考える際の、思考パターンについてご紹介します。とても基礎的な部分ですが、簿記で特に肝要な部分になりますので、しっかり身につけてほしいと思います。 まず、勘定科目は主に下記に区分できると以前紹介しました。資産、…

仕訳イメージ(商品の販売)

昨日の予告通り仕訳イメージについてです。 仕訳の回は、これからかなりの回数にわたって仕訳に関連することを書いていきます。最初は簿記3級の内容から徐々に難易度を上げて記載していく予定です。 よろしくおねがいします。会計で言う仕訳は、ルールに則っ…

キャッシュ・フロー計算書

キャッシュ・フロー計算書とは、企業の現預金の変動を項目ごとに把握する表です。 その項目の大きな区分は以前に紹介した営業活動によるCF、投資活動によるCF、財務活動によるCFであり、その3つの区分もいくつかの項目に分けて把握されます! それぞれの区分…

株主資本等変動計算書

株主資本等変動計算書は、純資産の会計期間中の変動を表す表となります。 ここで復習ですが、純資産は、貸借対照表(BS)の区分の一つです。 純資産の部に記載されるものとして、株主資本区分に資本金、資本剰余金、利益剰余金などです。今紹介した株主資本…

損益計算書②

昨日の続きで、損益計算書についてです。 損益計算書には、販管費、営業外損益、特別損益などがあるというところまで説明しました。しかし、これだけ聞いてもイメージが湧かないと思いますので、いくつか例示を紹介します。 販管費項目としては、給料手当、…