連結財務諸表(時価評価差額)
本日は、時価評価差額についてです。
子会社を取得し、連結の範囲に取り込む際は子会社の資産負債を取得時の時価で時価評価し、その金額を持って連結財務諸表に取り込むこととされています。これを全面時価評価法と言います。
例えば、土地について簿価と時価を比較して時価が上がっていれば評価替えし直します。
当該差額を評価差額と言います。
これも連結特有のものですので、資本連結に際して調整が必要な項目となります。
前提
A社を子会社化(100%)した。その時の土地の時価は簿価より1,000上がっていた。
取得時は資本金5,000、取得対価7,000とする。
個別上(時価評価)
土地1,000/評価差額1,000
連結修正仕訳
資本金5,000/ 子会社株式7,000
評価差額1,000
のれん1,000
となります。
資本連結でも、のれんが出てくるパターンやそうでないパターン、評価差額が出てくるパターンとそうでないパターンというようにいくつかパターンがありますので、
よく復習してください。
明日もよろしくお願いします。