ソフトウェアの減価償却
ソフトウェア減価償却について
昨日も、無形固定資産の減価償却について書きましたが、 | |||||
本日は、ソフトウェアの制作目的別の減価償却方法について紹介します。 | |||||
減価償却方法 | |||||
市場販売目的のソフトウェア・・・見込み販売数量に基づく償却方法または、 見込み販売収益に基づく償却方法 |
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自社利用のソフトウェア・・・定額法 | |||||
以前に、定額法による償却方法は説明しましたので、本日は市場販売目的のソフトウェアにおける、 | |||||
見込み販売数量に基づく償却方法または、見込み販売収益に基づく償却方法を紹介します。 | |||||
(勘定科目は社内利用のソフトウェア | と同様です。) | ||||
前提 | 市場販売目的のソフトウェアの資産として計上された金額は30,000円である。 | ||||
当該ソフトウェアの見込み有効期間3年とする。 | |||||
下記の計算のうち、金額の大きい方が償却額となる。 | |||||
各年度の見込販売数量(個) | 各年度の期首における見込販売数量累積(個) | 各年度の見込み販売単価(円) | 各年度の見込み販売収益(円) | 各年度の期首時点における見込み販売収益合計(円) | |
初年度 | 120 | 350 | 20 | 24,000 | 52,100 |
2年度 | 150 | 230 | 15 | 22,500 | 28,100 |
3年度 | 80 | 80 | 7 | 5,600 | 5,600 |
①見込み販売収益に基づく方法 | |||||
初年度 | 均等償却額 | ||||
24,000/52,100*30,000=13,819.57 | > | 30,000/3=10,000 | |||
13,820 | |||||
2年度 | |||||
22,500/28,100*(30,000-13820)=12,955.51 | > | 16,180/2=8,090 | |||
12,956 | |||||
3年度 | |||||
5,600/5,600*(30,000-13,820-12,956)=3,224 | |||||
②見込み販売数量に基づく方法 | |||||
初年度 | 均等償却額 | ||||
120/350*30,000=10,285.7 | > | 30,000/3=10,000 | |||
10,286 | |||||
2年度 | |||||
150/230*(30,000-10286)=12,856.9 | > | 19,714/2=9,857 | |||
12,857 | |||||
3年度 | |||||
80/80*(30,000-10,286-12,857)=6,857
となります。上記の①及び②の方法のどちらかを 採用することとなります。どちらの方法によっても 均等償却額との比較を忘れないように注意しましょう。 本日は以上です。 明日もよろしくお願いします。 |
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