リース取引④(オペレーティングリース取引)
リース取引の1回目の時に、リース取引には、ファイナンスリース取引とオペレーティングリース取引があることを紹介しました。
本日は、オペレーティングリース取引について仕訳例を紹介します。
復習ですが、
オペレーティングリース取引とは?
ファイナンスリース取引以外のリース取引は全てオペレーティングリース取引です。
つまり、ファイナンスリース取引に当たるかどうかの判定(リース取引①②を参照)でファイナンスリース取引とされなかったリース取引です。
仕訳は以下の通りです。
前提
A社はリース物件を取得した。リース取引の判定の結果オペレーティングリース取引と判定された。リース料は年額10,000円である。リース期間は5年である。
(借手および貸手の仕訳について記載しています。)
仕訳例 | ||||
【借手】 | ||||
リース取引開始日 | ||||
仕訳なし | 仕訳なし | 仕訳なし | ||
リース料支払日 | ||||
リース料 | 10,000 / | 現金 | 10,000 | |
【貸手】 | ||||
リース取引開始日 | ||||
仕訳なし | ||||
リース料受取日 | ||||
現金 | 10,000 / | 受取リース料 | 10,000 |
となります。
オペレーティングリース取引の場合は、リース料の受け渡しのみであり、資産負債の計上もなく、とても処理は簡単です。
明日は、ファイナンスリース取引の貸手側の処理について説明します。
明日もよろしくお願いします。