連結財務諸表(連結修正仕訳)投資と資本の消去
おはようございます。
本日も引き続き連結財務諸表です。
昨日の続きからですが、昨日、各連結会社の個別財務諸表を合算して必要な調整を実施して連結財務諸表を作成すると説明しましたが、その必要な調整というのが本日のタイトルにもなっている連結修正仕訳というものです。
連結修正仕訳にも種類があります。
①投資と資本の相殺消去
②債権債務消去
③取引高消去
④未実現利益消去
会計的に、上記の①を資本連結、②〜④を成果連結と言います。
では、それぞれ一体どのような調整を行うのかについてこれから説明します。
連結財務諸表は、グループ全体の財政状態や経営成績を表す表であるから、連結会社間での取引については、各連結会社において仕訳が切られており、二重に計上されてしまっています。
それらを本来あるべき仕訳に調整します。
なので、考え方としては、以下のようになります。
各個別財務諸表で行われた仕訳を考えます。
その後、連結上は本来どうあるべきかどうかを考えます。
その結果、差異がある部分について連結修正仕訳をするといったイメージです。
①投資と資本の消去
親会社の子会社に対する投資と子会社の資本金を相殺消去します。
仕訳を示すと下記の通りとなります。
個別仕訳
子会社
現金×××/資本金×××
親会社
子会社株式×××/現金×××
あるべき仕訳
「仕訳なし」となります。
したがって、連結修正仕訳は下記の通りです!!
連結修正仕訳
資本金×××/子会社株式×××
かなり単純な例ですが、イメージを持ってもらえると嬉しいです。
明日もよろしくお願いします。